「鼓動」

 

流れ落ちそうになった涙を、
何度もこらえていた。
あなたに逢えた嬉しさよりも、
あなたにまた逢えなくなる淋しさのほうが
何よりも私の胸をしめつけてた。

話したいことはたくさんあったはずなのに、
なぜか言葉がでない。

ただ、あなたが側にいることに満足してしまっている。

 

流れ落ちた涙を、
何度も両手で隠していた。
日焼けして火照った身体よりも、
涙で熱くなった瞳の方が、
何よりも私を困らせた。

聞きたいことはたくさんあるはずなのに、
なぜか何も聞けない。

ただ、あなたの中にいることに満足している。

 

あなたの鼓動が聴こえる。

他には何も聴こえない。

さっきまで耳についていたBGMさえ・・・・・・。

 

このまま朝を迎えられたらいいのに。

 

 

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