「泣き出したい朝に」

 

 

何があるわけでもなく、ただ不安な夜がやってくる。

一日の疲れを癒すために、ベッドにもぐりこむ。

しばらくすると聴こえてくるかすかな耳鳴りのような歌声。

これは夢なのか、現実なのかわからないままに、

深い眠りへと落ちてゆく。

 

悲しい事があったわけでもなく、ただ切ない夜がやってくる。

羽毛の暖かなぬくもりに、身体をゆだねる。

しばらくすると感じ始める大きな空虚感のような闇の感触。

これは未来への暗示なのか、

過去へのわだかまりなのかわからないままに、

泣き出したい一人の朝がやってくる。

 

 

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