「うらぎり」

 

心の底からあの人が好きだった。
あの人がいてくれれば、もう何もいらなかった。
本気でそう思っていた。
ずっとこのままでいいとも考えていた。

それから、長い時間が過ぎていった。
あの時の気持ちに決して偽りはなかった。
決してごまかしでもなかった。
そのはずなのに・・・。

ずっと、そのままの自分でいられると思っていたのに。
それが、「本当の私」と自分でも信じていたのに。

生まれて初めて、人を裏切ってしまった。

もう、嘘はつけない。

 

へもどる
言葉のパズルのもくじへもどる